ここのところ、フーちゃんはいやいやをする。気に入らないときには「やじゃ、やじゃ」という。思い返してみると、セイちゃんのいやいやは「やーや」だったし、フクちゃんはなにもいわずだんまりで動かなくなるのだった。不思議なもので、おなじように育てているつもりで、さまざまに育っていく。フーちゃんの「やじゃ」は、むかし話に出てくるわがままなお姫さまのようでおかしい。
- 作者: ビャーネハマー,Bjarne Hammer
- 出版社/メーカー: ほるぷ出版
- 発売日: 2016/11/01
- メディア: 大型本
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書き記された文字を守りたい・接したいという衝動に応えてきた図書館。地球上でもっとも豪奢な図書館から、誉れ高き大学施設、革新的なデザインワークまで、25ケ国・47館の図書館を、豊富なビジュアルで紹介する。
写真をみていると、図書館は奥行きだなとふっと浮かんで消えた。いつもいく図書館はほどよく小さく、本棚も低いけれど、奥のほうの海外文学の高い書架の裏側にひっそりと勉強スペースがあったりして、あなどれない。デルフト工科大学の図書館と籬苑書屋にいきたくなった。できるだけ行ったり来たりを繰り返すような退屈さをたのしめる本を選んで、その本をめくりながらうとうとしたい。