まみ めも

つむじまがりといわれます

私たちのお弁当

保育園最後の日は、耳鼻科に寄らねばならんというので走っていたら腰がだんだんに砕けてきて、ぎっくりとまではいかないもののかなり際どいことになった。雨は降りだし傘はなく、お迎えにいったらフーちゃんの体調不良を告げられ、ぐらぐらの腰でおぶって帰らねばならぬ、翌日は土曜の年度始めというのに仕事であり、気持ちが急いてばたばたとし、とても感傷にひたる隙などなかった。
土曜は朝、乗り換え駅でバターをたっぷり使ったクロワッサンと「相撲」の稀勢の里優勝記念号を買って仕事に出た。幕下の萩原時代のインタビューも再録されている。大事なことなので覚えておきたいが、きせは萩原で「はぎわら」。

私たちのお弁当 (クウネルの本)

私たちのお弁当 (クウネルの本)

ブ。198円。

さまざまな47人のお弁当を紹介。自分の好きなおかずを入れる、味はとりどりだが栄養の帳尻も合わせるなど、12の約束を実践。お弁当は冷めていてもあたたかい。雑誌『クウネル』連載中の「エブリデイ・マイ弁当」を再編集。

新年度のお弁当生活を見据えて、いろんなお弁当の肖像をぺらぺらと眺める。なんだかんだ張り切ってしまうこの性格はなんなのか。5時に起きて、圧力鍋でごはんを炊いて、あまーくした卵焼きだけ焼いて、あとは作りおきのおかずを温めなおして隙間を埋める。卵焼きと人参の甘煮はレギュラー。卵焼きは焼いたあと巻き簾でくるんで冷ますけれども、それでもちょっとだけ不恰好になってしまう。自分にも同じラインナップのお弁当を用意して会社のデスクであえてチンせずに食べるとき、同じように冷めたお弁当をひろげている誰かを想像してちょっとうれしい。