まみ めも

つむじまがりといわれます

カレーライスと餃子ライス

月曜の朝、ふみちゃんがのどが痛いとうったえ、憂鬱な気持ちはよくわかるので休ませたら、みるみる熱があがり、水曜日になってようやくさがったけれど、食欲不振と倦怠感でリビングのソファに毛布と布団をもちこんで、ずっとねそべっている一週間だった。なぜかまぶたが二重になっている。

鍋にたっぷりのおでんを仕込み、手巻きのキンパですこしだけ節分の気分を味わう。明るい時間が長くなり、はっさくがこの季節の軽い空気にぴったりする。

ト。

神保町、下北沢、京都…。専用スプーンを胸にひそませ、今日も続くカレー漂流。そして青春の食事には、餃子ライスが必要だ-。記憶と幻想で紡がれる物語。『夕刊フジ』連載に書き下ろしを加えて書籍化。

おもわずタイトルで借りてしまったけれど、カレーライスと餃子ライスがしっかり片岡義男ワールドで語られていて、思ってたんと違うような、違わないような。