まみ めも

つむじまがりといわれます

山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた

夏休み、鎌倉についた日に、義父が、本の詰まった古新聞いれの紙袋をどさりとおいて、「これ、ことし読んだ本、お好きなのどうぞ」というので、いくつか選んで借りてきた。夏休み明けのぼんやりした頭を小突くように、山中先生の本をひらいてみる。通勤の電車、会社のデスクで昼休みに読んだけれども、いかにもな感じがしてどうにも気恥ずかしくって、その日の夜のうちに読み終えてしまったら、ほっとした。

山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた

山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた


山中先生が学生時代にやっていたバンド名が枯山水だというエピソードや、留学するとき“Do you work hard?”という電話での問いかけに“Yes, I do.”と答えて留学が決まった話もよかったが、一番おもしろかったのは、クローン羊のドリーに関する脚注で、ドリーの名前は巨乳の女優からとった、という部分に、義父が几帳面に傍線をひいていたことだったりする。