まみ めも

つむじまがりといわれます

デッドマン・ウォーキング

久しぶりに見事なふつか酔いをやった。額に入れて展覧会に出品できるぐらいの。でも、ありきたりだから佳作どまりだろうな。そういえば、その日の夕方に、胸から喉にかけて痛いというのか苦しいというのか、三十秒ほど喉のつまる感じがあって、しばらくほっとけばおさまったが、おそらく体調がよくなかったんだろう。夜、調子にのって泡盛やワインを飲んでいるうちに記憶も自制もなくなり、気づいたらトイレにもたれて寝ていた。翌日は水もうけつけず、夕方にようやくポカリスエットが飲めるようになり、夜はなんとかきのこうどんを煮て作ったが、食べられるはずもなく、こどもたちと一緒に早々にふとんにもぐった。胃が縮んでしまったかして、五日たつというのにごはんがちっとも食べられなくなってしまった。きょうのお昼は春雨ヌードルにおにぎり。禊でもないが、ヴォミットしているときにトイレの汚れに辟易したので、便器はぴかぴかに磨いておいた。

デッドマン・ウォーキング [DVD]

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図書館で予約。蔵書目録でタイトルだけを見て、手当たり次第で予約している。ショーン・ペンの透明の眼球が吸いこまれるようでおそろしい。トゥルー・クライムで見たのと同じ薬殺刑。自分の日記から引用させていただくと、

ウィキペディアによると、「最初のチオペンタールナトリウム(バルビツール酸系全身麻酔剤)注入で意識を失い、次の臭化パンクロニウム(筋弛緩剤)注入で呼吸を止められ、最後の塩化カリウム溶液で心臓を止められて処刑される」とのこと。それにしても死刑の、取り返しのつかなさは、手に負えない。まえに、ドキュメンタリーで、死刑囚と被害者遺族の関係についてやっていたときに、遺族が、自分も死刑囚も崖のしたに突き落とされて、マスコミや世間はそれを崖の上から眺めている、といっていたが、崖の上にいてもこれだけおののくものを、どう扱ったらよいのだろうという気もする。

死刑囚をdeadmanていうのは、知らなかったな。一般的にはdeath-row inmateとかdeath-row prisonerというらしいので、死刑まぎわの人だけいうのだろうか。死人に口なしというけれど、ショーン・ペン演じるデッドマンは間際になって結構重大なことを告白していた。