まみ めも

つむじまがりといわれます

びんぼう草

昨日の朝、炭につかまっている雌の鈴虫を確認して朝ごはんのりんごの切れ端をいれてやった。宿六が虫かごを掃除するつもりで玄関先にだしておいたのを、公園にいこうと10時ごろ覗きこんだらひっくり返って死んでいた。これで鈴虫は卵だけになった。ちょっとだけほっとする。生き物を飼っている重荷というのはなかなかのもんで、いまだに昔家にいた犬に餌をやり忘れたり散歩を忘れたりして無残なことになった夢をみたりする。

びんぼう草 (新潮文庫)

びんぼう草 (新潮文庫)

「満員電車に乗る日」
シジミの寝床」
「胡桃のお尻」
「友だちの子供」
「爪をみがく女」
「ぶー」
「おかめ日記」
ブックオフで108円。なんとなくこのときはビンボーという単語にひかれていて、群ようこの「びんぼう草」と「贅沢貧乏のマリア」を買った。別に本当にビンボーな人たちの話でもなかった。びんぼう草というのはハルジオンのことで、ハルジオンの花を摘んだり折ったりすると貧乏になるといわれているらしい。ところで、ハルジオン(春紫苑)とヒメジョオン(姫女苑)の見分け方だけれど、蕾がたれるようについていて茎の中に空洞があるのがハルジオン。ヒメジョオンの別名は鉄道草で、これもなかなかいいネーミングだと思う。野の草が好きで、こどもにも草の名前をつけた若く亡くなった女の画家、といつも名前がでてこないのは三橋節子