まみ めも

つむじまがりといわれます

悪魔の手毬唄

火曜日は国技館へ。会社の同期の家族とその部署の先輩のご夫婦と待ち合わせて、2時過ぎに両国に到着し荒汐親方にチケットをもぎってもらい入り待ちの列に混じる。先輩は大砂嵐関のファンで早めに到着していたが、果たして1時半過ぎに大砂嵐関の国技館入りを見られたらしい。写真も撮らずに夢中で眺めていたので全員の名前があるかわからないし順番も失念したが、千代鳳関、宝富士関、勢関、千代丸関、時天空関、安美錦関、逸ノ城関、照ノ富士関、豪風関、千代大龍関、碧山関、魁星関、旭天鵬関、遠藤関を見た。お相撲さんの歩いたあとにたなびく鬢づけ油のなつかしいようなにおい。宿六がさっと手を出したら、取組前というのに旭天鵬関が握ってくれた。指が太くて、かたかったらしい。羨ましい。3時に国技館のなかへはいり、こどもたちに鶴竜琴奨菊のフィギュアのキーホルダーを買い、ビールとジュースをもって席にいく。正面西寄りの升席。こどもたちも知っているおすもうさんが土俵にあがると声をかけていた。注目は逸ノ城嘉風だったが、逸ノ城の投げが炸裂。宝富士が稀勢の里としっかり組んで破ったのが瞠目。琴奨菊鶴竜とこどもたちの好きなおすもうさんが勝って、みんなで大喜びした。そして白鵬はやっぱり遠目にもうつくしかった。背中から腰にかけてのラインにぐっとくる。大砂嵐との取組はあわやというところで持ち直したが、負けそうになってもみっともないところがなくて、ほれぼれする。

テレビでやったのを録画してあった。原作は横溝正史。手毬唄の歌詞にあわせて殺人が行われるというよくあるやつで、トリックも、ありきたりといえばありきたりだけれど、こういうありきたりのレベルで騙されているぐらいが丁度いいエンターテイメントだと思う。作り込んだ不気味さのおかげであんまりびびらずに見られて、よかった。石坂浩二草笛光子岸恵子仁科明子大滝秀治岡本信人若山富三郎。トーキー映画がつかわれている場面でマレーネ・ディートリッヒ