まみ めも

つむじまがりといわれます

雑学おもしろ百科〈12〉

金曜の帰り道、セイちゃんが、あ、と声をあげて、久しぶりに「窓辺の君」を見つけていた。遊歩道わきの家の二階の窓からのぞくポスターにうつったアイドルの女の子。セイちゃんは、相変わらず、あの女の子、ばいばいってしないんだよなあ、と不思議そうにしていた。あのポスター、剥がさないでおいてくれるといいなあ。

5月のブックオフで108円。小松左京監修。吉行淳之介の対談集で、小松左京が便所にいくときもしゃべりながら消えていったというエピソードを読んで以来親しみを覚えるようになり、トイレに置いておくのに丁度よいかもしれないと思って購入。雑学のコラム本。トイレでは読まずに風呂で読んだ。これを読んでいる合間に「夜あけのさよなら」を読み終えた。高浜虚子の「虹立ちて忽ち君の在る如し」の出てくる話で、その高浜虚子が眠れない夜に、屁を10発したら眠れるかもしれないと思いついてあれこれ試して挙句に9発で疲れ果てて寝た、という文章(「屁」)をのこしているという、そのエピソードがこちらでは紹介されていて、そのギャップがよかった。ロマンティックなことばかり言ってるよりは、試行錯誤して屁をひりだしているあほらしい虚子のほうが、ほんとうの感じがあっていいとおもう。やっぱりトイレに置いておく。