土曜は隔週の検診。朝一番に受付をし、尿、体重、血圧、エコーのいつも通りの検査をひと通りやって、ラキソベロンを処方してもらう。帰りのいなげやで、牛乳屋さんの珈琲をホットにするかすこし迷って、やっぱりホットで一杯。春もそろそろ終わりだななんて思ったりする。コロッケを買って帰宅。
- 作者: 石井好子,花森安治
- 出版社/メーカー: 暮しの手帖社
- 発売日: 1963/03/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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巴里の空の下オムレツのにおいは流れる
また来てまた見てまた食べました
よく食べよく歌え
外は木枯、内はフウフウ
西部劇とショパンと豆と
紅茶のみのみお菓子をたべて
作る阿呆に食べる阿呆
とまとはむぽてと
フランスの料理学校
わが家の食い気についての一考察
私のゆくところに料理がある
1963年初版というのが信じられないくらい色褪せない文章。テーブルの上に真っ白のお皿に色とりどりのお料理が盛られているのが目に浮かんでくる。やっぱり食いしん坊が書いたエッセイはいいなあ。なかでもわたしはオムレツが好きで、夏に行く下田のホテルでも朝食のオムレツに真っ赤なケチャップがかかっているとそれだけでうれしくなって、オムレツばかり何度もおかわりして食べてしまうくらいなので、オムレツのことが書いてあるとたまらなくなる。
私はしみじみとオムレツが好きだと思い、オムレツって何ておいしいものだろうとおもった
パリの下宿のマダムがやいてくれるオムレツ、片言の会話。そんな風にちょっとたよりない旅の空の気分で味わうオムレツは、格別だろうな。