まみ めも

つむじまがりといわれます

おんぶにだっこ

満を持してぶんぶんチョッパーを買った。うれしくなって、肉も野菜もぶんぶんしてことごとくみじん切りにしてカレーを鍋にいっぱい煮た。コールスローもキャベツと人参をぶんぶんしてたっぷり作る。コールスローはぶんぶんするとケンタッキーっぽくなる。お昼のサンドイッチ用の人参サラダもしりしりからぶんぶんに鞍替え。しりしりよりも少し歯ごたえが残る。

おんぶにだっこ

おんぶにだっこ

 

ト。

おっぱいをやめた日、指を切った時の思い出、乳母車から見た景色、大規模な心配、フラダンスへの想い…。「幼年期」をテーマに、爆笑と感動を超えた「まる子」以前の日々を描くエッセイ集。

おっぱいをやめた日/ 指を切った時の思い出/ ひらがなの練習/ 乳母車から見た景色/ お嫁にいった育ちゃん/ 町のふしぎ/ もらった人形/ 心の声/ 大規模な心配/ 盗んだビーズ/ ヘビの思い出/ フラダンスへの想い/ 窓のおばあちゃん/ 大失敗/ 古い顕微鏡/ 雲の中に入った思い出/ 家の改装/ 小さいツルの思い出/ セキセイインコが逃げた/ ジュウシマツ屋開店の夢/ 折りヅルの世界展を見に行く/ たまちゃんとの出会い/ 上松君のランドセル/ 松永君をぶった

空気のにおいまで伝わるような幼少期の記憶のこまごま。幼少期をまったく覚えていないので、自分のなかで永遠にうしなわれてしまったなにかがたしかにここにある。ももこの幼少期の思い出をたどることで、ちいさな胸に去来した思いを味わいなおす。