会社に持参する水筒にはずっとアイスのカフェオレを入れていたのだけれど、丸八製茶の茶葉「ほうじたて」と「献上加賀棒茶」をもらって、朝、ほうじ茶を沸かしてたっぷりに詰めてみた。ふうふうするときに鼻先に漂うにおいが懐かしい。
ト。
ヘンリーくんは小学三年生。どこにでもいる、ごくふつうの男の子です。ある日、街角でやせこけた犬を拾い、こっそりバスに乗せて家までつれて帰ろうとしましたが、とちゅうで犬があばれだして大さわぎに…。それいらい、ヘンリーくんのまわりでは、次つぎにゆかいな事件がおこります。
ヘンリーとアバラー
百万びきのグッピー
ヘンリーと夜のお客さま
みどりのクリスマス
うすもも色の犬
ひろったものはその人のもの
小二のふくちゃんが珍しく本を読むようになって、おすすめしたヘンリーくんを一緒になって読む。日記を確認したら、三年前のちょうど十一月に小一のせいちゃんと読んでいた。せいちゃんは相変わらず本の虫で、図書館に二週間おきに出かけ、持てるだけの本を借りてリュックの中にごつごつに詰めて帰ってきて、そしてあっという間に読んでしまう。ふくちゃんはヘンリーくんの一冊を、二週間かけて読む。どっちもいいと思う。三年ぶりに再読するヘンリーくんは、相変わらずとてもとてもよかった。三年前には想像できなかった未来にいるけれど、ヘンリーくんにまた会えてよかった。ふーちゃんと、げんちゃんと、あと二回いっしょに読めるといいな。