まみ めも

つむじまがりといわれます

黄色い雨

年内にすべりこみで美容室にいく。ばさばさになってタイトルをつけるなら「生活に疲れた中年女性」でしかない頭を軽くしてもらい、さっぱりした。生活に疲れながらなんとかやっている中年女性になったと思う。そのあとドーナツショップでダブルチョコレートとカフェオレでひと休み、買い物を済ませて帰る。蒲鉾がここぞとばかりに売り場を広げて値上がりし、一年の帳尻を合わせようと追い上げている。ついでに焼き豆腐が軒並み売り切れていて、年の瀬はみんなすき焼きをやるらしい。うちもすき焼き肉をもらい、ねぎとしらたきはあるけれど、焼き豆腐のピースだけが欠けている。

黄色い雨 (河出文庫)

黄色い雨 (河出文庫)

 

金木書店。108円。

夜が、あの男のためにとどまっている。闇に閉ざされたアイニェーリェ村で、いったい何が起こったのか? スペインから彗星のごとく出現し、世界に「冷たい」熱狂を巻き起こしつつある奇蹟の小説。

結末がみえていながら光にあふれたお話だった。