まみ めも

つむじまがりといわれます

ヘンリーくんとアバラー

仕事納めの朝、遊歩道の梅の白いつぼみがひらいている。通勤のいつもの電車はひとが疎ら。乗り換えの駅で毎日脱兎のいきおいで駆け出してくるひとたちも今日はいない。彼らは師走の師ではなかったらしい。なんとなくのんびりした気持ちで仕事にいく。

昨日はスケジュールがブランクだったので、仕事にでかけるふりをして会社には休みの連絡をいれ、コーヒーショップでシナモンロールとコーヒーを頼み、本をぺらぺら読み、少し足を伸ばしてはじめての図書館にでかけ、本で重たくなったかばんを抱えて買い物をして帰った。一年なんとか無事だった。

ト。

ヘンリーくんの飼い犬アバラーは、行くさきざきで面倒な騒ぎを起こし、ヘンリーくんはうんざり。念願のサケ釣りに連れて行ってもらったヘンリーくんは、アバラーのおかげで…ときにはよいことも! ヘンリーは今日もまた、なにかおもしろいことができないかなあと考えています。かい犬のアバラーのえさを買いに、おとうさんと出かけていると、おとうさんは、9月にサケつりに行くことを教えてくれました。ヘンリーもつれて行ってもらうやくそくをしました。でもそれまでに、またアバラーがいろんなことをしでかしてしまいます。

アバラー、ガソリンスタンドへ行く p5-43

ヘンリーと台所のごみ p44-91

ヘンリーのさんぱつ p92-126

ヘンリーの犬歯 p127-147

ラモーナとPTA p148-188

アバラー、つりに行く p189-224

ヘンリーのぼうけん p225-251

前に読んだのは2018年の年明けで、三年近くたって二度目だというのに、あんまり話を覚えていなかった。ヘンリーのぼうけんでグッときて、昼休みにデスクでうるうるしてしまった。何度でもグッとしようではないか。