まみ めも

つむじまがりといわれます

ドリトル先生と秘密の湖〈上〉〈下〉

あたたかくなってきたので、パジャマを半袖のTシャツにかえた。ZARAで買った、だぶだぶのシャーデーのTシャツ。ソファにもたれると、おなかのまるみに沿ってシャーデーの顔がいびつになる。おなかの中がうごめくと、シャーデーの顔が変わる。それをみてこどもたちがはしゃぐ。お気に入りの曲をSpotifyでシャッフル再生するとBy Your Sideが流れてくる。気分がふさいでどうしようもないとき、シャーデーが耳元でだいじょうぶって歌ってくれる、だからだいじょうぶ。

ドリトル先生と秘密の湖〈上〉 (岩波少年文庫―ドリトル先生物語)

ドリトル先生と秘密の湖〈上〉 (岩波少年文庫―ドリトル先生物語)

 
ドリトル先生と秘密の湖〈下〉 (岩波少年文庫―ドリトル先生物語)

ドリトル先生と秘密の湖〈下〉 (岩波少年文庫―ドリトル先生物語)

 

ト。

大ガメのドロンコは、大地震で、アフリカの「秘密の湖」に生き埋めになってしまいました。長生きの薬の研究にいきづまっていたドリトル先生は、ワニの協力で、無事ドロンコを助け出します。

ドリトル先生に救出された大ガメのドロンコが明かす、大昔の地球の雄大な物語。大洪水がおきたときのノアの箱舟のようすや、動物が主人になったゾウ王国でのできごとなど、新しい世界のはじまりが語られます。

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そばですよ -立ちそばの世界-

桜の花びらが落ちて、残った花のうすピンク、葉桜の緑、 桜蘂の紅いろが混ざりあってモザイクになって、ちょっと気持ちがほっとする。桜の季節特有の祝祭感がほんのすこしだけしんどい。ヘモグロビンは9.2まで落ちてしまい、尿は血が混じり、会陰部がちくちくする。毎日がキワキワで、この間は朝、駅のホームで立っていたらたまらなくなり、うずくまりたい、でも、うずくまったらもう二度と立ち上がれないような気がして、こらえて、冷や汗をかいて、優先席にもたれ込んでハアハアいってしまった。トイレの鏡にうつった顔は青白いというより泥のように澱んで冴えなかった。

ぼろぼろのからだをひきずってあしたまたぼろぼろになるためにねる /岡野大嗣

そばですよ (立ちそばの世界)

そばですよ (立ちそばの世界)

 

ト。

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ドリトル先生月から帰る

ふくちゃんの入学式があって、その日はやすみ。つめたい雨が散りぎわの桜を濡らす日で、駅前まで出て、からだが冷えたので駅のコーヒー屋でふたりであったかいココアをすすり、シナモンロールを半分こにした。 はや昼でサッポロ一番を食べ、支度をし、やどと合流して入学式をすませ、保育園に顔見せをして帰宅。夜はふくちゃんのリクエストのコーンスープにスパゲティ・ミートソース。次の日が初登校で、学校の雰囲気においてけぼりをくらってしょんぼり帰ってきた。うつむき加減のふくちゃんに合わせて、弁当のおかずの好物が増える。金曜はコーンのバター醤油炒飯にしゅうまい、大学いもをたくさん入れた。どんなに気分が沈んでいても、お弁当はきれいにからっぽになっていて、すこしだけホッとする。

ドリトル先生月から帰る (岩波少年文庫―ドリトル先生物語)

ドリトル先生月から帰る (岩波少年文庫―ドリトル先生物語)

 

ト。

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シネマ厨房の鍵貸します

先週は思い切って一日やすみをとり、春休みのサーヴィスデーをした。浅草へ出て花やしき。うらうらと暑いくらいの陽気で、スワンやメリーゴーランド、観覧車を何周もした。お昼は外に出て、こどもたちがショーウインドーの食品サンプルにつられた中華料理屋へ入った。おそろしく愛想のない店で、とりわけの小皿を頼んだら卓の上でワンバウンドする有様。ラーメンに餃子、かつ丼、かつライスなど。餃子は冷凍のAJINOMOTO(たぶん)。さわるな、写真を撮るなの貼り紙がそこかしこにあり、手書きのぶち猫イラストが店じゅうに、うす汚れた造花のでかいのが一隅に飾られ、無言で卓上の醤油をとっていくお給仕さん、テレビを見ながらぶつぶつ将棋についてつぶやくおばちゃん、異様な店でインパクトは絶大だった。花やしきに戻りひとしきり遊んでから、帰りに舟和でお茶。舟和なら心配あるまいと思われたけれど、オルゴール調のインストゥルメンタル音楽のせいで病院の待合室風情が漂っていて、思いがけないミスチョイスにでくわした。パフェはおいしかった。出っ腹で一日の遠出はくたびれたけれど、しばらくこんなこともできなくなるので、よかったと思う。

シネマ厨房(キッチン)の鍵貸します―映画に出てくる料理を作る本

シネマ厨房(キッチン)の鍵貸します―映画に出てくる料理を作る本

 

ブ。108円。

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きまぐれ体験紀行

火曜の午後はせいちゃんと2時にイオンで待ち合わせをして、辞書を買いに行く。イオンの本屋はゲームコーナーの隣にあるというとんでもない立地でぴこぴこうるさくていらいらするのでかなわん。ドラえもんの辞書を選ぶ。それから、家に帰ってきのう作っておいたプリンを食べる。樋口直哉のレシピで、かためのプリンにしたかったので全卵三つを使った。手作りのプリンはどこか懐かしい。それから約束していたカレー作り。豚肉の細切り、玉ねぎの薄切り、人参とさつまいもは半月切り。じゃがいものかわりにさつまいもを入れるのはせいちゃんのアイデア。野菜を切るのはせいちゃんに任せて、どんどん炒めていく。クミンとコリアンダーガラムマサラとカレー粉をふりいれて炒め、あとからルウをとかした。

きまぐれ体験紀行 (角川文庫)

きまぐれ体験紀行 (角川文庫)

 

 ト。

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ドリトル先生月へゆく

この四月、せいちゃんがついに学童をあぶれてしまったので、午前中だけ留守番をしてもらい、春休み中の今週は仕事を昼であがって合流している。初日のきのうはふたりでプリンを作り、一日おいたほうがおいしいというのでおやつはセブンイレブンで買った。わきにある公園に、秘密基地があるというので、招待してもらい、木陰の岩場に腰掛けてふたりでアイスクリーム。せいちゃんはスーパーカップの超バニラ。こちらは金のワッフルコーン。それから木登りをみせてもらった。学童からひとりで帰るようになってから、ここに寄り道して秘密基地でぼんやりと時間をつぶしたり、木登りをして木から落ちたりしてたらしい。存分にやっとくれ。

ドリトル先生月へゆく (岩波少年文庫―ドリトル先生物語)

ドリトル先生月へゆく (岩波少年文庫―ドリトル先生物語)

 

ト。

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あの人に会いに

ふくちゃんの卒園式があった。前の日の晩になってあわててブレザーやネクタイをひっぱり出してきて試着をさせた。ふくちゃん、ど緊張して卒園式の朝はげんきがなくごはんも半分しか食べなかった。髪の毛にワックスもつけてめかしこんだ。桜は六分咲き。ちょっと前にこさえたこめかみの傷がめだって、いろんな人に声をかけられてしまう。前歯が一本抜けて、もう一本もぷらぷらしておる。卒園式のあとは先生を呼んでにぎやかなお昼の会をやり、居残ってパフェを食べ、肌寒い道を手をつないでふーたんのお迎えにいった。いろいろなことが過ぎていく。

あの人に会いに 穂村弘対談集

あの人に会いに 穂村弘対談集

 

ト。

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