バットマン ビギンズ

そういえば、親不知がはえてきているのを、セイちゃんを妊娠中に知って、ずっと知らんぷりを決めこんでいたのだが、健診のたびに歯医者にいけと指摘されるので、腹を括って駅前の歯医者に予約をとった。レントゲンを撮り、自分の下顎の透過像をみせられる。乱杭歯のしゃれこうべ。懸念のとおり、右上の親不知にさよならをすることになった。あとはむし歯がひとつと、歯根に膿がたまってどうしようもなさそうな治療歯がひとつ。チラーヂンの服用を伝えると、弱い麻酔でやりましょうと言われてしまった。げろげろ。ガンガンに麻酔をかけてほしいところだが、いたしかたない。自分の一部を葬るのだから、とことん痛がっておさらばしよう。

バットマン ビギンズ 特別版 [DVD]

太陽の帝国でナイーブな少年がしたたかに生きていくさまを演じていたクリスチャン・ベールがバットマンをやっている。監督はインセプションのクリストファー・ノーランで、ソリッドな風景描写がそれっぽい。バットマンがいかにして生まれたかという話だが、バットマンスーツをミシンでかたかたやったり、声色を変えてみたり、板金したり、なかなかいじましい努力をしているのがけな気でよかった。