まみ めも

つむじまがりといわれます

俺たちに明日はない

クリスマスイブの夜は、きのこのオムライスと野菜スープとポテトフライ。野菜スープは、さつまいもにかぼちゃに玉ねぎに人参、キャベツ、残り物の野菜を総動員し、コンソメで煮て、コーン缶と牛乳を足してポタージュにした。夕飯のあとで、ガトーショコラに生クリームを塗っていちごを挟んでおいたのを、冷蔵庫から出してきて、こどもたちにいちごでデコレーションさせる。フクちゃんは上手にできないで生クリームを手にべたべたつけて、ケーキの生クリームがはげてしまった。そもそも土台からして不格好だったのが、こどもたちの創作でいよいよぶきっちょの態になり、よい感じに仕上がった。不規則ないちごの配置が酔っ払いがステップを踏んでいるみたいな愉快なリズムを作っていた。

俺たちに明日はない [DVD]

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図書館で予約。レオンでマチルダがボニー&クライドみたいによろしくやろうよとレオンに持ちかける場面があった、そのボニー&クライドの話。レオンは殺し屋だったけれど、ボニーとクライドはギャング。アメリカン・ニューシネマに特有の、あんまり賢くないひとたちが刹那的に生きるタイプのストーリーで、享楽的な生き方の痛々しさがどんどん悪事をエスカレートさせ辛さを増していくので、蜂の巣みたいに撃たれて死んだときは、あっけないけどちょっとほっとする。あほな人が死ぬと、穴のような空っぽがなくなったみたいで、もともとないものが失われるのに、空虚な気分になるのは、なんでだろう。そして、このぽっかりした感じは好きだ。それにしても、俺たちに明日はないと言いながら、当人たちは自分たちの明るい未来を最後まで信じていたので、いい邦題だとは思うけど、ちょっと違うような気もする。