5日の朝、休みの日でも7時過ぎには起きるこどもたちが、さすがに昼寝をしないのでくたびれるらしく8時半まで起きてこない。こちらは眠りが浅く7時ごろには明るさで眠れなくなってしまうので、窓から射し込む朝陽を借りてふとんのなかで本をぺらぺら読む。9時近くなってこどもたちがむずむずと起きだしたので、着替えをすませ、庭先の池にいる金魚にえさやりをし、すこし遊んでからおそ朝。いちごにバナナ、りんご、グレープフルーツ、ブルーベリーのシロップ漬けにヨーグルト、コーン入りのふかふかパン。しばらくしたら義父が庭でバーベキュー用の火をおこすので、こどもたちも一緒になって庭に出て虫を探してつかまえたり木の実を拾い集めたり、している。すこし曇りがちで肌寒いが、うぐいすがしきりに鳴いている。2時を過ぎたころに義兄家族が集まりバーベキューに手巻き寿司。ウインナーに今半の肉、独活の煮物、グリーンサラダ、里芋の煮物。手巻きの具はまぐろに鯵、かつお、ほたて、いくら、卵焼き。午後は陽が出て爽やかな陽気になった。いとこたちとかくれんぼをしていたセイちゃんがドアに足の親指を挟んで血を出し、泣いた。しばらくふとんで慰める。肉がリッチすぎて2枚しか食べないのにもどしてしまった。おやつはかしわ餅とレシューのプリン。義兄家族が帰り、おふろを済ませ、夕飯はとても食べる気にならず、こどもたちだけ残ったお刺身で手巻き寿司をつまんだ。9時にこどもたちを寝かせ、テレビで流していた映画をみて、本を読み、12時就寝。
- 作者: 長田弘
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 1987/09/20
- メディア: 単行本
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きみの梅干しがぼくのかんがえる詩だ。
詩の言葉は梅干しと同じ材料でできている。
水と手と、重石とふるい知恵と、
昼と夜と、あざやかな色と、
とても酸っぱい真実で。
「梅干しのつくりかた」より
酸っぱい真実ってところがいいな。真実はだいたい酸っぱいし、ちょっと苦い。甘いだけのやつは、あるのかもしれないけどお目にかかったことがない。