まみ めも

つむじまがりといわれます

ヘンタイ美術館

セイちゃんが先週からずっと咳と37度前後の熱がつづいてしんどそうなので、月曜日はお休みをもらって近所のクリニックへ連れていった。自転車のうしろに乗せて、えっちらおっちらこいでいく。診察してもらい、肺の音もきれいだし喉も腫れてないというので咳止めを処方してもらって帰った。病院でも薬局でも、本をひろげて一心に読んでいる。おやつはセブンイレブンでどら焼きと悩んであんみつを選んだ。
近所のクリニックにはいくつかあって、このごろは手間だけれど遠いほうへいく。ほんの少し、おそらく時間にして10秒程度のことだと思うけれど、丁寧に診察をしてくれる。このほんの少しの丁寧なしごとができることは、本当に偉いことだなあといつも感心する。必ずしたほうがいいとわかっていて、ほんの心づかいのことなのにできないことがたくさんある。
フーちゃんは、先週は胃腸炎をもらったらしくお腹がゆるかったが、そのままおさまった。体調のすぐれないときは頭からイーストのようなにおいがする。フクちゃんも赤んぼうのときはおなじにおいを頭からさせていたのが、懐かしくて、くんくん嗅いでしまう。体調がなおったらしく、ここ二日ほどにおわなくなった。

ヘンタイ美術館

ヘンタイ美術館

ト本。

小悪魔ダメンズにメロメロのダ・ヴィンチ。ハゲオヤジ効果で際立つエロティシズム、ドガ…。誰が一番ヘンタイか? 西洋美術史が誇る12人の天才画家の絵を、評論家・山田五郎が解説する。同名トークイベントをまとめた本。 

山田五郎が水先案内人でおもしろくないわけがない。肌の感じが好きすぎて背中ばかりを描いてしまい、それも不自然に長く描いてしまう、というアングルの解説にわらった。ほんのすこしの違和感が混じるおかげで、ぐっと魅力的な絵になると思うのは、やっぱり見る側もヘンタイだからかもしれない。