園でリリアン編みをしているフクちゃんの話をきいて、セイちゃんが、いいなあ、やりたいなあ、と言い出し、先生にやり方を尋ねたらペットボトルで作ったリリアンの編み機をひとつくれた。フーちゃんのマフラーを編もうということになってお店でフーちゃんに毛糸を選ばせるとピンクと黄色のマーブルになった糸を選んだ。バイアスなしに育ててもピンクを好きになるおんな性というのは染色体のなせるわざなのか。エックスの相乗効果でピンクへの嗜好性が生まれるのかもしれない。
セイちゃんとフクちゃんと交代で編み物男子をやって、ゆるゆるひょろひょろとした編み地だけれど首にぐるっと一周するぐらいの長さになった。両はじに毛糸のポンポンをつけてあげよう。クラフト感あふれるマフラーはきっと所在なげなフーちゃんをもっと頼りなくするだろう。お兄ちゃんに編んでもらったマフラーを巻くだなんて、すごくいいなあ。写真を撮ってあげよう。
お酒のせいなんです!! お酒の席は、飲める人には楽しく、下戸には不可解…。朝倉かすみ、中島たい子、瀧波ユカリ、平松洋子ら、女性作家12名によるお酒にまつわるエッセイ。
無理 朝倉 かすみ
下戸の悩み 中島 たい子
初めての飲み会 瀧波 ユカリ
十八の夜の話 平松 洋子
ザル女という噂 室井 滋
酒瓶にも警告ラベルを!? 中野 翠
名女優 西 加奈子
ひとりでお酒を飲む理由 山崎 ナオコーラ
下戸一族VS飲酒派 三浦 しをん
白に白に白 大道 珠貴
損だけど 角田 光代
好きでもきらいでもない 藤野 可織
山崎ナオコーラの、バーの扉は自分で押してあけたいっていう気持ちはすごく共感した。懺悔らしい懺悔は平松洋子だけだったな、ほかの人はたいして痛くもかゆくもない。尻出して大学の植え込みにささってたＫを見習ってほしい。
