まみ めも

つむじまがりといわれます

すべてはあの謎にむかって

セイちゃんは火曜までお休みをして、水曜から登校した。衰弱がはげしく体力も心配だったので鎌倉から義母を呼んだ。週末をはさんで3日休みをとったので、その間くすぶり続けていたであろう仕事を思うといたたまれず、朝は5時に起き、みんなが寝ているうちにごはんの支度をして家を出て、少しだけ残業をしてから帰った。それでも時間は圧倒的に足りないし、プロジェクトはもやもやとした経過をたどっている。と思ったらきのうになってフクちゃんが頭がいたいと泣いて起きてきた。平謝りで会社に休みを伝え、クリニックに連れていった帰りに吐き、午後になって39℃まで熱があがった。秋の午後の斜めになった光線が落ち着かない気持ちにさせる。こどもにも、仕事にも、義母にも、留守居の義父にも、どうしてこうやって全方位に申し訳ない気持ちを味わってしまうのだろう。

すべてはあの謎にむかって (新潮文庫)

すべてはあの謎にむかって (新潮文庫)

ト。

見上げる雪空に響く賢治のことば。たらい回しにされるおばさんクレーマーの心中…。諸事ぐるぐる渦巻く小説家の日常を綴るエッセイ集。

「ぜんぶの後に残るもの」と「人生が用意するもの」を再編集して文庫化したもの。人生は読んだけど、ぜんぶはまだだった、でもどっちにしてもほとんど覚えていなかったのでたのしく読んだ。