まみ めも

つむじまがりといわれます

麦ふみクーツェ

連休の最終日、宿氏の誕生日の前々祝いをした。昼はぎょうざの満洲に繰り出す。それぞれホイコーローセット(宿)、チャーシューメンセット(晴)、豚しょうが焼きセット(福)、お子さまラーメンセットに餃子(ふ)、チャーハンセット(ま)を頼む。中華料理屋では炒飯以外のごはんものメニューは頼めない呪いから逃れられない。3割うまい!!のが、体調のせいで割増感はなかったけれど、珍しくやたらおなかが空いていてすっかり平らげた。そのくせあとから苦しさがやってきて、帰って布団に倒れこみくったり昼寝。夕飯のあとで電気を消してろうそくをたてたケーキでハッピーバースデーを歌った。いつまでたってもデコレーションはうまくならない。不惑のバースデーケーキはチョコティラミス。

麦ふみクーツェ (新潮文庫)

麦ふみクーツェ (新潮文庫)

本棚から。

数学教師の父とティンパニストの祖父とのささやかな生活。しかし紳士と人から慕われる祖父は、音楽となると常軌を逸したところがあった…。音楽家を目指した少年のビルドゥングスロマン

ふと10年ぶりくらいに読んでみる。いしいしんじのお話は、読みにくいようでいてぐんぐん読んでしまう。ほんもののご馳走は食べればたべるほどおなかがすくらしいし、おいしいお酒は水のようだといったりするけれど、いしいしんじのお話は読んだそばから忘れてしまう。そのくせ切なさやきらめきだけは砂金のように胸の中に残り続ける。