まみ めも

つむじまがりといわれます

ウマし

週末ふーたんとお出かけをした。大宮まで電車に乗り、氷川参道をとおって大宮公園まで。途中氷川だんごでのりのだんごを買ってベンチで腹ごしらえ。紙で簡単にくるんではいっとふーたんに手渡してもらっただんごがじゅんわりあったかくやこい。児童スポーツランドと小動物園でひとしきり遊ぶ。お昼は参道をでて商店街を歩きながらお店を探す。ソースのにおいに誘われて広島焼きのお店に入って、窓際の角席に座り、ふたりでそば入りにイカ天をトッピングしたやつを半分こ。氷川参道に戻り、新都心まで出て、フライングタイガーでフィンガーサッカーのゲームやちいさなレースの蠅帳、ビーズのセットをなどこまこまと買い物をし、ソフトクリームでおやつを済ませてから帰った。

ウマし (単行本)

ウマし (単行本)

 

 ト。

熊本で、老いた父と呑み込む生卵。カリフォルニアで、娘とつつくパンケーキ。東京で、やっと出会えたあの鰻重。更年期、遠距離介護、夫の看取り。女の人生も後半戦。満身創痍で駆け抜けながら、詩人が「ウマし」と叫んだものは―。詩人として、娘として、母として、太平洋を股にかけ、東奔西走するおばさんのエネルギッシュな食エッセイ。

目次 : ハマる(「にゃーこ」を探せ/ 世田谷のうなぎ ほか)/ 出会う(一人蕎麦屋/ カリフォルニアの無形文化遺産 ほか)/ なつかし(熊本、デコポン/ 熊本、いきなり団子 ほか)/ ニガしマズしウマくなし(食べるな危険/ 機内食、ちょーマズし ほか)/ またハマる(柏餅の季節であるが/ シュープリームなオレンジ ほか)

いつもの「あたし」に戻った伊藤比呂美の食エッセイ。やっぱり「あたし」のほうが勢いが出るみたい。