まみ めも

つむじまがりといわれます

むらさきのスカートの女

よくいくスーパーが周年祭で豚ひき肉が廉売だったので買い込み、週末に餃子をこさえた。ひき肉を練ったところにみじんのキャベツを混ぜて味付けをして、にら入りとパクチー入り。大判の餃子の皮30枚をつかって、にら60個、パクチー30個。赤子泣いても餃子を包む。丸大ハムの皮はもちもちして苦しゅうない。パクチーは駅前の青物屋にあったりなかったりしてやきもきしていたけれど、最近商店街のはずれの店には安定して入荷していることを知り、麻婆豆腐にもパクチー、餃子にもパクチーピータン豆腐にもパクチーという感じで草をきめまくっている。

【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女

【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女

 

ト。

近所に住む「むらさきのスカートの女」が気になる<わたし>。自分と同じ職場で働くよう彼女を誘導し、その生活を観察し続け…。狂気と紙一重の滑稽さ。<わたし>が望むものとは? 『小説トリッパー』掲載を単行本化。

パクチーラムチョップと今村夏子は素通りできない。むらさきのスカートに黄色いカーディガンを羽織り、逃げてしまおうか。