まみ めも

つむじまがりといわれます

マスクは踊る

ゆうべは十五夜。風呂上がりに寝支度をすませて二階のベランダにあがり、屋根や壁に切り取られた空にあかるい満月をながめる。まぶしくてじっと見ていられないくらい。ほてった肌に夜風が気持ちいい。「でたでたつきが」をみんなで歌う。窓を開け放して眠ると朝方にひんやりとした空気が部屋をうずめ、ふとんにくるまると最高に気持ちいい。ずっと秋のはじまりでいいのではと思ってしまう。でも、ずっと秋のはじまりだと秋ははじまりを失ってしまうのだな。

ト。

通販CMのえげつなさに目を見張り、ズルばかりはびこる政治に赤面しつつ、コロナ禍のマスク顔観察に余念がなく…。東海林ワールド全開のエッセイに「タンマ君」傑作選を付す。『オール讀物』『週刊文春』掲載を単行本化。

東海林さだおを見つけたせいちゃんが、トーカイバヤシさんの本、貸して、というので、ショージと読むんだよ、と教えたら、しばらくして、ショーリンジさんの本読み終わった?と聞いてきた。惜しいけどちがう。ショーリンジを経てついにショージがインプットされた。