埼玉県民の日というよくわからない日が一年に一度あり、納得はいかないが小中学校が休みになる。仕事は休みにならない。秋口に小学生の留守番はごみ捨ての間の短い時間でも虐待だとか穏やかでないニュースがあり、びびって早々に休みをとっていたので、ついでにげんちゃんの保育園も休ませて、小学生を四人誘ったら、もうひとりお母さんもきてくれることになり、こども10人をつれて、花やしきにいくことにした。駅でも電車内でも花やしきでも知り合いに会い、埼玉県民が大挙して押し寄せたらしい花やしきはものすごい混雑だった。げんちゃんがカーニバルというぐるぐる回る乗り物が気に入ってしまい、へろへろしながら連続で乗った。昼は外でラーメンをすすり(そこらへんの草でもというわけにはいかない)、ついでにビールを一杯飲んだ。お昼のあとと帰り際、別のお母さんがひとりまたひとりと仕事あがりに合流して、帰りは14人。仕事上がりと遊び帰りの埼玉県民で混雑する電車でげんちゃんだけが爆睡していた。
ブ。
Nホテル六〇六号室 鮎川哲也
王妃の首飾り 三好徹
分け前 飛鳥高
これ、おわかりかしら? 佐野洋
旅へのいざない 高原弘吉
三人の手切金 結城昌治
怪人ギラギロ現わる! 樹下太郎
執念の島 島田一男
夢の完全犯罪 都筑道夫
愚かなる殺人者 笹沢左保
動機と機会 土屋隆夫
追悼パーティ 菊村到
新・黄色い部屋 陳舜臣
一枚の紙片 戸板康二
モーニング・サービスは死 生島治郎
ウマい発見 海渡英祐
解決篇
推理の才能がまったくないので、怪しい人がいてもなんで怪しいのかはまったくわからない。なにもかも見たり読んだり聞いたりしたそばから忘れてしまう。名探偵にはなれないと思う。