まみ めも

つむじまがりといわれます

かのこちゃんとマドレーヌ夫人

先週はじめて三者面談というものがあった。お昼で在宅の仕事をあがり、ビールを一本だけ飲んで、ブックオフで時間をつぶし、東海林さだおを一冊選んでから中学校にいく。校庭で部活をやっている集団を首をのばしてみていたら、せいちゃんがこっちを見つけて手を振ってくれた。はつらつとした先生は、これだけはお母さんに絶対言おうと思っていて、と前置きして、学校でお弁当を食べている様子を先生が撮影していたら、せいちゃんが窓に向かって「おかあさーん、ありがとー!!」と叫んだ話をしてくれた。テストの点数はエビデンスの発音のとおりにさがっているけれども、先生からはかわいがられているらしい。そんなわけではじめての三者面談はほのぼのしたものだった。

おふとんきらい!と蹴飛ばし続けていたげんちゃんが、ふとんにくるまって朝を迎えて、季節のうつろいを感じる。

卜。

小学校1年生の元気な女の子・かのこちゃんと、外国語を話す優雅な猫・マドレーヌ夫人。その毎日は思いがけない出来事の連続で、不思議や驚きに充ち満ちている-。万城目学が紡ぎ出す、新たな物語の世界。書き下ろし長編小説。

ちくまプリマー新書で。せいちゃんとふたりで読む。おはなし具合が絶妙で、ちいさな奇跡を信じたくなるし信じている。