からだず、ずんと重くなり、あらゆることがままならない。腰がくだけてからだがいまにも崩れそうな不安定さ。仕事もままならないことが重なって打つ手がなくなり時間を持て余している。いなくなる人が相次いですきま風が通るようなさみしさが季節に肌寒さにしんみりする。もくれんは咲いたかな、会社がよいの道にもくれんを見ないので春のはじまりはまだ知らない。
ト。
続きを読むからだず、ずんと重くなり、あらゆることがままならない。腰がくだけてからだがいまにも崩れそうな不安定さ。仕事もままならないことが重なって打つ手がなくなり時間を持て余している。いなくなる人が相次いですきま風が通るようなさみしさが季節に肌寒さにしんみりする。もくれんは咲いたかな、会社がよいの道にもくれんを見ないので春のはじまりはまだ知らない。
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続きを読む土曜は東京、日曜は品川と、立て続けに上京して都会に胸やけしてしまった。ふだんの週末は買出しや病院や図書館通いがせいぜいで、半径三キロ圏内の用事しかこなさないところに、遠出だけでも緊張するのに、詰め込みすぎて、なんという東京の情報量の多さよ。街を歩くだけで目移りするようなハイカラなお店がいっぱいで、情けないほどきろきろして、だけどどこにも入らずに、帰り道のいなげやでヤマザキのパンを買って帰った。
ト。
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週末、やっとおひなさまを飾る。二階からおろしてもらった大小の箱から、道具をひとつひとつ取り出して、パンフレットの写真を見本にして並べていく。今年はカラーボックスに布をかけた上に据えた。ふーたん、おひなさますき、といってうれしそう。おにいちゃんふたりもこまごました飾りに興味津々で手伝ってくれる。おひなさまの穏やかな表情を眺めているとなごむ。
次の日の朝、ごみ出しをしたあとで近くの幼稚園の前を通ったら、めずらしく玄関に灯りがついていて、奥には七段のりっぱなひな壇が飾られていた。日の出前の薄暗い往来から眺めるひな壇は、夢のなかの眺めのようで、その残像をまぶたにいれて仕事にむかった。
ト。
続きを読むバレンタイン・デーはスター・ウォーズのチョコエッグ。BB-8が出たらしい。
週末にトルタ・カプレーゼを焼く。インフル禍でやすんでいたときにこどもたちとみたグレーテルのかまどを参照。トルタ・カプレーゼはカプリ島のケーキ屋店主が、マフィアにびびって小麦粉をいれ忘れたという失敗からうまれたお菓子で、バターと砂糖、チョコレート、卵、アーモンドパウダーにくるみを同じ重さで混ぜていくというシンプルなレシピなのだけれど、まんまと混ぜる順番を間違えてしまった、マフィアに食べさせるわけでもないのに。正解がわからないながら、ケーキはそれなりにおいしく焼き上がり、ホイップクリームとはちみつ漬けのレモンをあわせて食べた。グレーテルのかまどは、瀬戸康史くんの几帳面なお菓子作りっぷりにうっとりする、とてもとてもあんなにはやれない。甘いものをぱくつくときの心底うれしそうな顔もいい。
ト。
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