からだず、ずんと重くなり、あらゆることがままならない。腰がくだけてからだがいまにも崩れそうな不安定さ。仕事もままならないことが重なって打つ手がなくなり時間を持て余している。いなくなる人が相次いですきま風が通るようなさみしさが季節に肌寒さにしんみりする。もくれんは咲いたかな、会社がよいの道にもくれんを見ないので春のはじまりはまだ知らない。
ト。
航海から帰ってまた一文なしになったドリトル先生と動物たち.ついにみんなでサーカス団に入ることにしますが,サーカスの動物たちのひどい暮しに大憤慨.あわれなオットセイ脱出のために,先生の大冒険がはじまります.やがてだんまり芝居で大成功した先生は,悪い団長に代わってサーカスを率いることになります
第 一 部
1 炉ばたの、だんらん
2 先生、友だちと妹にみつけられる
3 商売の相談
4 みつかった先生
5 先生、がっかりする
6 アラスカ生まれのソフィー
7 北国からの使者
第 二 部
1 逃げ出す計画
2 サーカスの「動物夜祭り」
3 荒れはてた庭で
4 猟犬の大将
5 ペンチャーチからの旅人
6 グランチェスターゆきの馬車
第 三 部
1 にせの追いはぎ
2 川づたいに海へ
3 治安判事ウィリアム・ピーボディ卿
4 イヌホオズキというキツネ
5 「ドリトル博士救急袋」
第 四 部
1 またサーカスへ
2 売薬騒動
3 ニ ー ノ
4 もう一ぴきの、ものを言う馬
5 外題看板の、すばらしい芸当
6 名馬ベッポー
7 理想の牧場
8 引退した辻馬車馬、荷馬車馬の会
第 五 部
1 マンチェスターのベラミー氏
2 動 物 劇
3 ポスターと銅像
4 成功、繁栄、そして雨
5 ブロッサムの、なぞの失踪
6 先生、サーカス団長になる
7 副団長、マシュー・マグ
8 ドリトル・サーカス
ドリトル先生の指輪……堤 秀 世
井伏鱒二の訳が本当によくて、オシツオサレツ(Pushmi-pullyu)に続いて、ズングリムックリ・デッカク(Humpty-Dumpty)なんて、ものすごく光っている。せいちゃん、まだ10歳にもならないのに、安房直子や井伏鱒二や、こんなにいいお話に触れられるのはすばらしいことだなあと思う。わたしもプラス30年の齢ではありながら、生きているうちに間に合ってよかった。