- 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
- 発売日: 2005/11/26
- メディア: DVD
- クリック: 18回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
ゼロの焦点でも、松本清張の時刻表マニアらしき一面が垣間見え、必要とも思われない路線情報がてんこ盛りしている。セイちゃんも、鉄道が好きだが、どうやら彼は線路に浪漫を感じるらしく、凡ゆるものが線路にみえる様子で、ボーダーの洋服、障子の桟、畳のふち、チロリアンテープ、みつけると、ガタンゴトン、ガタンゴトン、とぶつぶつ呟いている。公園にいっても、線路かいて、というので、棒きれで砂のうえに線路をかいてやると、うれしそうに駆けている。もっとかいてよう、ととどまることを知らないが、わたしも苦肉の策で環状線にして、延々と走らせる手を思いついたが、そのうち支線をつくれだの、待避線をつくれだの、いうようになって、きりがない。
こないだ、セイちゃんを抱っこしたときに、胸に顔を押しつけてきたので、耳をあててごらん、なにがきこえる、と心拍をきかせたら、ガタンゴトンっていってる!とそれはそれは感動した様子だった。おかあちゃんの中、電車がはしってるのかな?といったら、尊敬のまなざしで見つめられてしまった。
今度、能登にいくときには、舞台となったヤセの断崖をみにいきたい。やっぱり、電車で金沢から富来にでて、そこからバスを乗り継いでいってみたい気がする。永井豪のラッピング電車は、ちょっと松本清張っぽくないけどさ。