まみ めも

つむじまがりといわれます

父と暮せば

三連休の初日に、セイちゃんに、おやすみはなにがしたい?ときくと、お花に水やりをしたいとの答え。そんならと、駅前の花屋にいって苗を買うことにした。セイちゃんに好きな花を選ばせたら、デージーサクラソウ、ピンクのを指さしたので、150円と200円でひとつずつ買って、それからおなじ並びのミスタードーナツでドーナツをひとり二つずつ、買っていく。昼寝をすませた夕方、ドーナツでおやつをして、庭に出て、植え込みと鉢のどっちに植えようかときいたら、鉢がいいというので、草をとってから土をシャベルで掘って、苗を埋めて、かわいいピンクの鉢植えの出来あがり。しばらく庭の草とりをして、こどもたちは三輪車を乗りまわし、それから家にはいってお相撲をみた。
実家の母に、セイちゃんはピンクが好きみたいだとメールをしたら、遠藤だ!と返事があり、遠藤もピンクが好きらしい。そういえばピンクの浴衣を着ていたっけ。男の人がピンクを着ている、軟弱な感じは好きだ。遠藤の株がまた上がった。

父と暮せば (新潮文庫)

父と暮せば (新潮文庫)

どこかでおすすめされていたのを、メモしてあって、図書館で予約。ヒロシマの本だとは、知らなかったが、切々とあかるい戯曲だった。広島の方言がすごくいい、たくさんのことばを奪われたヒロシマ。原爆は、太陽が頭のうえにあらわれて、音速よりもはやい爆風で街をふっとばした、とあった。なんてひどい話だろう。戦争や原爆、人間の業ということをかんがえると、あっという間に思考のヒューズがとびそうになる。想像を絶することをおなじ人間がいくらでもやる。そして似たような残虐が自分のなかに微塵もないとはいえない。原爆のスイッチをおしたのは自分だったかもしれないなと思うときがある。