まみ めも

つむじまがりといわれます

隣りの女

土曜は近所の美術館にでかけ、おむすびとコンビニのコロッケとありもののスープでおそ昼をすませてから歯医者にゆく。前歯の裏の詰め物が欠けたらしいので治療の予約を入れてもらう。帰りがけにコーヒーを飲み、おみやげにドーナツを買い、美術館をのぞいてミュージアムショップで買い物して帰宅。夕飯は実家から送ってきた広見のうどんに煮てあったきつねとわかめをのせて食べた。セイちゃんが、お当番さんになってごはんの挨拶をやってくれる。
「みなさんご用意はいいですか」
「いいですよ」
「おててをあわせてください」
「いただきます、お当番さんもめしあがれ」
「いただきます」
日曜は図書館。図書館の玄関にあったつばめの巣がなくなっていた。お昼は袋のラーメンに野菜と焼豚と海苔をのせた。夕飯はハンバーグを焼こう。1キロメートル圏内で完結する週末。「こんなふつうの暮らしの中しあわせはあるのです」

隣りの女

隣りの女

鎌倉の山の家の本棚から。ヨーコ(義母)の本だと義父がいっていた。
隣りの女
幸福
胡桃の部屋
下駄
春が来た
「隣りの女」では、隣の部屋の飲み屋のママと睦言を交わしている男が、上野から谷川岳に至る沿線の駅名をあげていく壁越しのその声でのぼせてしまった人妻の話。まさかニューヨークまでとぶと思わんかった。「幸福」で、いけないいけないと思っていると、どんどんいけないほうへ行ってしまう、というようなことを言っていたのがなんだか身に滲みた。わたしもいろいろ危うい時期があったが、崖から落ちる手前で戻ってこられた(たぶん)のでよかった。