まみ めも

つむじまがりといわれます

グーグーだって猫である2

遠足の前の日、お迎えにいくと、セイちゃんが、やたらめったら張り切っていて、「セイゾークン、きょうは、おふろはいって、ごはんたべたら、遊ばないでねるんだ!」なんて言っている。ほんとうに?遊ばないの?ときくと、「イップンだけ、遊んでねる!」と言い直した。このごろはイップンが大はやりで、1分が短いものだという認識らしく、もうすぐねんねだよ、と声をかけたりしても、あとイップン?なんてきいてくるのがおかしい。
九州場所がはじまって、スポーツ紙を帰りのキヲスクで買ってきて、夜はこどもたちと一緒に相撲の記事を読んで、切り抜いてクリアファイルに入れるというのをやるようになった。先場所から逸ノ城が勝っても負けても写真になって、大変な人気。セイちゃんは相変わらず琴奨菊を応援していて、九州では福岡出身の琴奨菊をさかんに応援するので、とてもうれしそう。琴奨菊と書いた半紙を手にしている人たちをみて、これも琴奨菊って書いてある、こっちも琴奨菊って書いてあるよ、と瞳をきらきらしていた。琴奨菊が宝富士に土をつけられたときも、「セイゾークン、琴奨菊の笑顔みて、泣かないきもちでがんばる」とけなげなことを言っていた。フクちゃんは勢と鶴竜。勢が上位陣とあたって負けると、「もうおとうちゃんともおかあちゃんともあそばない!!」と脈絡なく腹をたてるが、そのあとで鶴竜が勝つと俄然気分が変わってヤッターを三唱している。宿六は宝富士。すでに二大関を破ってなかなかの出だし。殊勲インタビューでうれしそうな口もとがチャーミング。

グーグーだって猫である2 (角川文庫)

グーグーだって猫である2 (角川文庫)

夏のブックオフで108円。2巻だけってどうなんだろうと思いながら買ったけれど、エッセイ漫画なので問題なかった。1巻は知らないが、2巻は卵巣にがんが見つかって、摘出と抗がん剤治療をやる話。独身で、猫2匹との所帯で、お手伝いに知り合いの女の子を呼び、想像するだけで頼りない気持ちになりそうな暮らしを、淡々と描いている。頼りないなんて思うのは大きなお世話だなと反省した。わたしも、ひとりだったら、猫と暮らしたかもしれないな。いつかまた猫と暮らしてみたい。