ボーナスが出て、欲しいものをなにか買おうと思って、さんざん悩んだ挙句かばんを買った。弁当箱のタッパーが倒れないだけのマチの広さがあって、全集にペットボトルに折りたたみの傘くらいはしまっておける容量があり、汚れないもの、もういい歳なので安っぽいのはいけない、そこそこちゃんとした、お洒落でも野暮でもないもの。というわけで、エルベ・シャプリエのネイビーとブラウンのかばんにした。いまは文庫本と来年の文庫手帳を一冊、財布をふたつ、ペットボトル、弁当箱、ポーチがひとつ、入っているが、あと何冊か本がいれられそうな余裕がある。この余裕の部分がすごくいい。これまでのかばんには余裕がなかった。ドーナツには穴がなくっちゃというのとおんなじで、かばんにはものの入っていないスペースが必要。頭の中も穴があいてるぐらいのほうが風通しが良くっていいや。
- 作者: 忌野清志郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1993/05
- メディア: 文庫
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ラジオから聴こえるとうれしい歌というのがあって、忌野清志郎はとくにラジオという媒体がぴったりくると思う。忌野清志郎が亡くなったときは、とくにファンというわけでもないのに風穴があいたみたい気がした。マイケル・ジャクソンもそうだけれど、異形の人が亡くなると、世界のバランスがすこし崩れてしまうような感じがして不安になる。