土曜日が今年最後の出勤日で、家族が寝ているうちに家を出た。昼休みに宿六から届いたボイスメッセージを再生したら、「おかあちゃん、おしごとがんばってね、いいこにしているよ」とセイちゃんが言ううしろでフクちゃんももにゃもにゃつぶやいているのがきこえて、たまらない気がした。帰り道、肉屋でコロッケを4つ買い、冷凍のピラフにチーズを買って帰宅。冷蔵庫は、年末年始で家を空けるので、ほとんど空になっていて、夕飯は冷凍のピラフに残っていた牛乳でつくったホワイトソースをかけてオーブンで焼いてドリアを作った。お風呂につかっていたら、帰省の荷物をまとめていた宿六が、セイちゃん熱があるといいだし、そのままセイちゃんは晩ご飯も食べないでぐったりしてしまった。翌朝休日診療に連れていってみてもらったら果たしてインフルエンザだった。予定はとりあえずキャンセルして、当座の食料品の買い物にでかけ、うどんや牛乳やパンを買っておき、きつねを煮てセイちゃんのリクエストだったきつねうどんをみんなで啜った。夜はかまぼこと玉ねぎを卵とじした丼。夜まで熱は9度近くあって、体がふるえて言うことをきかないふうで寝て過ごしたが、タミフルが効いて月曜の朝には平熱にさがって元気に起きてきた。鎌倉行きをたのしみにして、じいじとばあばにあいたい、としくしく泣きそうにしている。年明けになるかもしれないが行けるとよいなと思う。
- 作者: 文芸春秋
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1986/08
- メディア: 文庫
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