まみ めも

つむじまがりといわれます

向田邦子ふたたび

土曜日が今年最後の出勤日で、家族が寝ているうちに家を出た。昼休みに宿六から届いたボイスメッセージを再生したら、「おかあちゃん、おしごとがんばってね、いいこにしているよ」とセイちゃんが言ううしろでフクちゃんももにゃもにゃつぶやいているのがきこえて、たまらない気がした。帰り道、肉屋でコロッケを4つ買い、冷凍のピラフにチーズを買って帰宅。冷蔵庫は、年末年始で家を空けるので、ほとんど空になっていて、夕飯は冷凍のピラフに残っていた牛乳でつくったホワイトソースをかけてオーブンで焼いてドリアを作った。お風呂につかっていたら、帰省の荷物をまとめていた宿六が、セイちゃん熱があるといいだし、そのままセイちゃんは晩ご飯も食べないでぐったりしてしまった。翌朝休日診療に連れていってみてもらったら果たしてインフルエンザだった。予定はとりあえずキャンセルして、当座の食料品の買い物にでかけ、うどんや牛乳やパンを買っておき、きつねを煮てセイちゃんのリクエストだったきつねうどんをみんなで啜った。夜はかまぼこと玉ねぎを卵とじした丼。夜まで熱は9度近くあって、体がふるえて言うことをきかないふうで寝て過ごしたが、タミフルが効いて月曜の朝には平熱にさがって元気に起きてきた。鎌倉行きをたのしみにして、じいじとばあばにあいたい、としくしく泣きそうにしている。年明けになるかもしれないが行けるとよいなと思う。

向田邦子ふたたび (文春文庫)

向田邦子ふたたび (文春文庫)

15日の通院のときにブックオフで108円だったもの。いいタイトル。向田邦子の手料理、向田邦子ふたたびと、さすがに立て続けの向田邦子だったので、似たようなエピソードもたくさんあったけれど、おもしろかった。文春文庫ビジュアル版で、写真が多いので見ごたえがある。たくさんの人にしたわれたけれども、だれにもしっぽを掴まれないでいなくなってしまった人、という感じがした。