まみ めも

つむじまがりといわれます

家族の絆

ヒートテックを脱いで久しぶりに素肌に春の空気を感じて、エアコンもなしに朝ごはんをすませ、歯を磨いていたら、ラジオから長谷部結婚のニュースがとびこんできた。長谷部、テレビで真っ白なソックス履いてやがったな、イケメンめ、と、完全に下から目線で常日頃からど真ん中のイケメンを敵視しているのだけれども、それはもちろんイケメンとはねじれの関係にあってけして交わることがないからなのだという自覚はある。とはいえ、仕事中にトイレの個室に入ったときなんかに、長谷部、結婚するのか、と何度も思い出してしまい、そのたびにいつかテレビで見た白いソックスがちらつくのだった。イケメンに対して覚えるこのいわれのない敗北感はなんなのだろう。

家族の絆 (光文社文庫)

家族の絆 (光文社文庫)

12月にブックオフの108円文庫コーナーでみつけた一冊。「春が来た」は再読。自伝的なものが多いのでミーハー心が満たされた。
1 力 宮本 輝/著
2 意気地なし 藤沢 周平/著
3 恥の譜 三浦 哲郎/著
4 春が来た 向田 邦子/著
5 白雲悠々 檀 一雄/著
6 胸 三木 卓/著
7 百 色川 武大/著
8 汚点 井上 ひさし/著
9 海の幸 高井 有一/著
10 伝法水滸伝 山口 瞳/著
11 月の光 井上 靖/著
12 誘拐横丁 筒井 康隆/著
13 きんもくせい 椎名 誠/著