まみ めも

つむじまがりといわれます

ゴットハルト鉄道

里帰りするときに持ってきた本は、水木しげるの日本妖怪紀行と石井好子のパリ仕込みお料理ノート。この2冊を読み終える前に届くように、ブックオフオンラインでも発注しておいたのが、ついた翌々日に届く。
hon・nin 本人 6
あなたが好きだった 内館牧子
どくとるマンボウ医局記 北杜夫
アカデミー賞 川本三郎
テースト・オブ・苦虫(1) 町田康
テースト・オブ・苦虫(2) 町田康
テレビってやつは 酒井順子
花のズボラ飯(1) 水沢悦子,久住昌之
犬を飼う 谷口ジロー
作家の放課後 「yomyom」編集部
使いみちのない風景 村上春樹,稲越功一
私の死亡記事 文芸春秋
食い意地クン 久住昌之
食わせろ!! 景山民夫山藤章二
全日本貧乏物語 赤瀬川原平
知的な痴的な教養講座 開高健
飛ぶ教室 エーリッヒケストナー
六つの星星 川上未映子
ブックオフオンラインで108円が18冊で1904円、送料無料。やっぱり本当のところはページをぺらぺら拾い読みして買いたいところだけれど、腹ぼてなのでしかたがない。仕事が休みになったらいっぱい読めるとたのしみにしていたのに、里帰りしてからというもの、やたら眠たくて朝は寝坊なうえに昼寝もすっかり板についてしまい、本はちっともすすまないでいる。

ゴットハルト鉄道

ゴットハルト鉄道

「本棚」で川上未映子が「ゴットハルト鉄道」はすごく大切な本、というようなことを言っていて読みたくなって図書館で予約。

シュールな肌ざわりを持ちながらリアルな印象を残す、詩的イメージが溢れる小説世界。表題作のほか、「無精卵」「隅田川の皺男」を収録する。芥川賞受賞後、じっくり書き上げた待望の作品群。

はじめて読んだ多和田葉子「溶ける街 透ける路」も思えば川上未映子の案内だった。こちらはもう少し子宮の奥に分け入るような女性特有の生臭いけれど神秘的な抵抗感があって、川上未映子が影響を受けているのがすごくよくわかる感じがした。男性作家の本を読んでいて内臓に埋もれる感覚というのはあんまりない。そもそも男性の内臓で入っていけるところは口から肛門の消化器しかないし、管に入るのと袋に入るのとではやっぱりわけが違うような気がするが女の人の文章でもこの感覚がある人とない人といて、そこの違いはよくわからない。