まみ めも

つむじまがりといわれます

世の中で一番おいしいのはつまみ食いである

気持ちが滅入ることが立て続けであって、がっかりとがっくりが波状攻撃で押し寄せ、めそめそしたけれど、すこし持ち直した。マタニティブルーだとか産後クライシスだとかいうものの深刻さを垣間見る。この周産期のできごとを一生どこかでうらみ続けるような予感がしてあほらしくて嫌だけれどもどうしようもない気もする。いま1番ほしいものはレーダーチャートにしたら正何角形かを描くような正しくバランスのとれたホルモン組成。ホルモンバランスはめためただけれども、栄養バランスだけはばっちりで、実家のごはんがことごとくおいしい。茄子のオランダ煮(冷たくして食べる)、金時豆の甘煮、金時草のおひたし、きゅうりにトマト、南瓜にとうもろこし、煮卵。

ブックオフオンラインで108円。手仕事にこだわったレシピつき料理エッセイ。「サンドウィッチは銀座で」に比べると東海林さだお感は薄め、食いしん坊度は低め。手のよろこびよりは舌のよろこび、もっとリビドーめくるめく平松洋子を読みたかった。