きのう、10:03逗子発11:34浦和着湘南新宿ラインで帰宅。帰り道でドーナツを買う。やっぱりいつものチョコファッション。ほうじ茶を鍋にわかし、おそ昼は義母がもたせてくれたいか昆布のおにぎりに天ぷら。午後は買出し。夜はいただき物のふかひれラーメン。椎茸と青梗菜であんかけの炒め物を作った。久しぶりの自分味のおかず。夜、ふとテレビをつけたらラグビーW杯のスコットランド戦をやっていたので思わず見入ってしまう。高校の部室の、汗と埃と砂のにおいの充満した空気が鼻先によみがえる。わたしはマネージャーだったけれど、みんなが必死で練習するのをよそに、木陰で文庫本を読んだりしていた。ルールも知らないままで、試合のときはキックが決まるたびに2点なのか3点なのか、そばにいる人にきいていたし、夏合宿のミーティングは、どうしてもウトウト居眠りしてしまう。みぞれの降るなかで試合に負けたとき(勝った試合というものがほとんどなかった)、わたしはヘラヘラしていたけれど、一緒にマネージャーをやっていた女の子が、涙をうかべていて、とても申し訳ない気持ちがした。
- 作者: 山崎まどか
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 2004/01
- メディア: 単行本
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乙女にとって、古本屋さんは蚤の市。おこづかいで買えるものから、宝物を探すのが得意です。思いがけなく恋をしたら、たくさんの人に知らせたい!喜びを分かち合いたい!そんな思いが、本になりました。おしゃれリーダーに学ぶファッションテキスト。センチメンタルな詩集。ギャルパワー全開の痛快小説。ゴス少女のための耽美文学。フォアレディース・シリーズ。もっと映画が楽しくなるお役立ち本。森茉莉、網野菊、植草甚一、カポーティ、安井かずみ…。誰もが絶賛する名作より、自分の心に響く一冊を探し求めるのが乙女道。その道しるべとなる本と、今後読みつがれるであろう定番を紹介する、古本セレクトショップです。
こういう本を読むと、読んでみたい本がずるずる出てきてしまい、いつまでも死ねない気になる。そういえば、「本棚」を読んだときにはミランダ・ジュライを真夏のプールサイドで読みたいと思ったのだったのに、夏はどこかへいってしまった。でも大丈夫、山崎まどかは秋の本をちゃんとおすすめしてくれる。「シマックを読むならば、よく晴れた秋の午後、落ち葉が降り積もる公園のベンチで」というわけで、これならやれそう。次のト本予約にはシマックをぜひ取り混ぜたい。