まみ めも

つむじまがりといわれます

地獄の黙示録

きょうの午後は山をおりて打越トンネルを抜け、極楽寺を通って海辺まで。途中の店でドーナツとホットコーヒーでお茶。帰りはドーナツ坂の下まで車で迎えにきてもらった。まだ蝉が鳴く。朱色の彼岸花があちこちで咲いている。夕飯は天ぷら(鳴門金時、かぼちゃ、舞茸、わかさぎ、海老)、万願寺とうがらしの煮浸し、りんご入りのグリーンサラダ、いくら、卵かけごはん。

「朝のナパーム弾の臭いは格別だ」―巨匠コッポラが心血を注ぎ、戦争の狂気を描いた傑作。

マーロン・ブランドが、正気と狂気の境目の一番ヤバイところをやっていて、見てられないほどの迫力。じっとりとねばりつく汗と血の世界なのに、映像には詩情があふれている。コッポラの作品は、ゴッドファーザーもそうだけれど、とてもまともじゃないしありえない、怖いしびびるけど、それも含めてまるっとエンターテイメントになっていて、すごい。コッポラが三島由紀夫「豊穣の海」を読んでいたとか、デニス・ホッパーが役作りでキョーレツな体臭を放っていたのでマーロン・ブランドが一緒にうつりたがらなかったとか、「この映画のテーマは何だ」と質問されたコッポラが「撮っていて途中で分からなくなった」と答えたとか、ウィキペディアを読んでいるだけでたのしかった。