ひっそりと帰省中。朝は起き抜けに車に乗り込み病院にむかい、夕方に帰宅していぬの散歩と夕ごはん、風呂をすませ、こどもたちと寝る。夕ごはんは、牛丼をつくったり、冷や飯の炒飯、なすとひき肉の味噌いため、ししとうと豚肉の塩炒め、そうめんとなすの煮物、冷しゃぶなど。台所の冷房のあたりがつらくて、窓を開けて汗だくで料理をする。それからぐーっとビールを煽る。なかばやけくそだ。母のコンプレックスと自分のコンプレックスとこんがらがってしまう。思うように生きられない。雨あがりの虹をみて、慰められたり、してやるもんか。ちょっとテンションだけはあがる。
- 作者: 穂村弘
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/10/06
- メディア: 文庫
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寿司屋で注文無視されて、夜中に菓子パンむさぼり食い、青汁ビタミン服用しつつネットで昔の恋人探す。啞然、呆然、爆笑、そして落涙の告白的エッセイ。
思うように生きられない穂村弘、同志。世界音痴というタイトルでだいたいわかってしまう。あなたは世界音痴ですか、そうですか、仲良くなれるかもしれません。