まみ めも

つむじまがりといわれます

荒野の用心棒

行きつけのスーパーで砂肝を買う。ときどき棚に並んでいて、100グラム58円。砂肝は、見つけると買うことにしている。このときはふたパック、だいたい300グラム買った。この間買ったときは、茹でたあとで砂糖を入れた酢醤油でマリネしたが、今回は塩こしょう、にんにくで和えたところにオリーブオイルをいれて、オイル煮にした。これは、コンフィというフランスの家庭料理。砂肝のいいところは、フランス料理になっていても場末感のあるところで、どこまでもオトコくさい佇まいがいとしい。楊枝でつまみあげて食べるのが似合う。ビールをグイッとあおりたくなる。砂肝に合わせるならやっぱり瓶ビールをコップに注ぎたい。

テレビ放送の録画。1965年日本公開。

二人のボスが対立するニューメキシコの小さな町に現れた凄腕のガンマン。御存じ黒澤明の「用心棒」を西部劇に翻案したマカロニ・ウェスタンの代表作。当時、映画俳優としては鳴かず飛ばずだったイーストウッドを一躍トップスターに押し上げ、監督レオーネ、音楽エンニオ・モリコーネ共に出世作となった。

クリント・イーストウッドのまぶしそうな表情は30代のこのころから健在で、ポンチョを着こなし馬にまたがる姿でしびれさせてくれる。「続・荒野の用心棒」とは、棺桶だったり、手をつぶされるところが同じだけれど、痛めつけられたときまでかっこいいのがさすがクリント・イーストウッド