フーちゃん、昨晩は夜泣きがひどかった。夜中に何度も目を覚まし、おっぱいを少し吸ったあとは、抱きかかえていてもいやいやと身をよじって泣く。朝、目が覚めてからも、すぐに泣き出してしまう。毛布でくるんで、抱きかかえて、立ち上がってゆらゆらと揺らすとウトウト眠ったようなので、腰を下ろすと、火がついたように泣き出す。すこし熱が高い。ねむっている隙に、洗濯物を取り込み、コーン入りのパン生地をこね、菓子パンとコーヒーとチョコレートでお昼を済ませる。ああ空はこんなに青いのに、どうしてこんなにねむいの。
- 作者: みうらじゅん,児童館の子どもたち,一般財団法人児童健全育成推進財団,NPO法人アーティスト・イン・児童館
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2015/10/31
- メディア: 単行本
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全国の児童館の子どもたちが、大人に素朴な疑問をぶつけます。
大人代表は、みうらじゅんさん。
遠慮会釈なく真実を衝いてくる子どもたちの質問に、最初から最後まで真摯に応えます。
そのやりとりにドキッとしたり、ほっこりしたり。
おかしくてためになる本なのです。
風呂であっという間に読み終えてしまった。大人の代表がみうらじゅんでよいのかどうかはともかく、こどもの質問に対してまっとうに答えているようで、本当のところは自分の言いたいことを言っている感じ。でもそれでいいのかもしれん。
結局、大人と言っても子供の成れの果て。「なんで?」と聞かれても、上手く答えられないことだってある。考えに考えた答えを言った時、大概子供は聞いていない。次の「なんで?」を言いたいだけだから。でも、これだけは言っておくよ。真理はあっても、人生に正解などないってことは。まあ、それでも聞いてくれないだろうけど。