ぼんやりしていたら、ちょっと大事なものをなくしてしまい、しかもいつからなくしているのかもわからない有様で、落ち込み気味のウイークデー。気分を紛らせようと「夢の中へ」を歌いながら家中を探すけれどやっぱりない。ありえないと思うところもひと通り探した。「探すのをやめた時 見つかることも よくある話で」というから、探すのをやめたふりをして息をひそめ気配を消し隙を演出してみたりするけれど、やっぱり出てこない。いっそ夢の中へいってみたいけどいい夢を見られる気もしない。ウフフ〜、ウフフ〜、と裏声で歌うときの気持ちとのギャップにいよいよ気が滅入る。
- 作者: ルイス・サッカー,Louis Sachar,幸田敦子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/10/22
- メディア: ハードカバー
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まずい時にまずい所にいたために、イェルナッツ家の人々は代々辛酸を舐めてきた。4世のスタンリーは無実の罪で少年院にぶちこまれ、来る日も来る日も地面に穴を掘る日々。ある日、彼は一族の約束の地をめざし脱出を図るが…。
陽気なカフカ、ロックンロールないしいしんじ、とにかくおもしろくて、久しぶりに読むのを止められない。最高。ルイス・サッカーの本をもっと読んでみたくなった。表紙のイラストは出久根育。