まみ めも

つむじまがりといわれます

七夕の朝、フクちゃんが「あたまとおみみがいたい」といって、37.5度だったので、食欲はあったけれども休ませてクリニックの予約をいれた。ひる前に自転車をこいでクリニックで診察してもらう。のどが少しあかいけれども薬も必要ないだろうというので、そのまま帰ってきたら、暑さでくたびれてしまったらしく、ぐったりしてしまった。お昼はサンドイッチを半分こにして食べ、金時豆の甘煮、おかゆ、プチトマトのピクルスをつまんだ。プチトマトが八百屋でひとかかえもある箱にたっぷり300円だったので、買ってきて、ヘタをとり、爪楊枝でぷすぷす穴をあけてピクルス液に漬けておいた。1リットル近く入る保存容器にいっぱい作ったのを、トマト好きのフクちゃんとわたしで食べつくして、またいっぱいに作っておいた。お昼のあとは夕方までよく眠った。外が暑いので、セイちゃんとフーちゃんのお迎えのとき、どうする、ときいたら、ドラえもんを見て待ってる、というので、ドラえもんをつけてやって、コップにポカリスエットをたっぷりいれ、インターホンが鳴っても出ないように言い含めてから速足でお迎えにいった。セイちゃんに、フクちゃんがひとりでお留守番していることを伝えると、フクちゃんが心配だから急がなきゃ、と小走りで、家まで帰って、もどかしいように玄関にとびこんで、おーいフクちゃん、といったら、ちんまりとソファでドラえもんを見ていた。夜はおかゆ一杯でもういらないといって、38.5度。朝になって37.1度だけれどもまだ頭が痛いというので休ませた。食欲もでて、熱もあがらなかったのでお迎えは一緒にいった。公園で音楽噴水をながめてから八百屋にいき、卵や胡瓜を買った。

鍵 [DVD]

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プレミアムシネマの録画。

初老の大学教授とその妻、その娘と恋人の関係を官能的に描いた作品。

谷崎潤一郎の小説を棟方志功の挿絵で文庫本で読んでいたはずが、日記だったこと以外はちっとも覚えていなかった。異様な人たちの織りなす異様な物語。みんなどこか妖怪めいて、京マチ子の眉毛なんか自生の眉毛をてんで無視した曲線を描いている。それなのにそういう顔としておさまってしまう京マチ子の存在感。北林谷栄はとぼけたおばあちゃん役がよく似合うけれど、このときまだ40代。