まみ めも

つむじまがりといわれます

海の見える理髪店

37になった。誕生日も粛々と仕事。誕生日に情けない結果だけではつらいので、確実に結果のでる試験をひとつ入れておく。もうひとつ、どうにもならんと年末からくすぶっていた仕事にすこしだけ光明がみえた。夜、Cの店のモンブランをご馳走してもらい今年の初登頂を果たす。
定点観測の梅は、1月4日の帰りにつぼみが開いていた。年明けからオナガがよく鳴いている。オナガは明るい色ではないけれど冴えたブルーが色彩の少ない冬の庭先で羽ばたくと、目のなかにはっとする鮮やかさ。

海の見える理髪店

海の見える理髪店

義父の書斎本をお持ち帰り。

ある想いを胸に秘め、古い理髪店を訪ねた「僕」と店主が交わす特別な時間。急逝した娘に代わり成人式に替え玉出席すべく奮闘する夫婦…。永遠のようで儚い家族の日々を描く6編の物語。『小説すばる』掲載を単行本化。
海の見える理髪店 p5-42
いつか来た道 p43-79
遠くから来た手紙 p81-119
空は今日もスカイ p121-163
時のない時計 p165-190

2016年上半期の直木賞受賞作なので半周遅れ。やっぱり新聞の切り抜きが挟まっている。新聞の記事で、村田沙耶香にはさやかとルビがあるのに、荻原浩にはない。はぎわらでもおぎはらでもなく、おぎわら。世の中の荻原さんにとっては大事なことだと思うのでメモしておく。