まみ めも

つむじまがりといわれます

ナイル殺人事件

土曜の午後、左上の親知らずを抜いた。引っこ抜いた歯をみせてもらったら、頭が欠けて根っこのところはかなり歪んでおり、持ち主の根性をそのままうつしたようだった、つらい。フロモックスとカロナールをもらってガーゼを噛みしめて帰宅。酒と湯浴を控えるようにとのお達しだったが、風呂にじっくり浸かり、日付が変わったあとでグリーンラベルを一気飲みした。抜いたところは少し腫れたけれども具体的な痛みはなく、頭痛というのかうっすらと気持ち悪くなるのでカロナールを少しずつ飲んだ。錠剤を飲むときには「レオン」のゲイリー・オールドマンの仕草を脳裏に浮かべつつ噛み砕かずにのみ下す。
大相撲は横綱ふたりが休場しなんとなく盛り上がりに欠けたまま白鵬が優勝するだろうと思っていたら、稀勢の里が。千秋楽の一番は、白鵬の攻めもよかったし、稀勢の里の俵に残した脚のふんばりに熱いものがあった。
「高安のおかげだよ」稀勢の里
「自分以上の違う力が働いていた」稀勢の里
「強い人が大関になり、宿命を持った人が横綱になる」白鵬
きょうは相撲の記事を読んではジーンとする。稀勢の里はいい横綱になるだろう。


プ。1978年。

ナイル川を行く豪華客船の中で、新婚の女性リネットが殺害される。富と美貌を兼ね備えたリネットは、親友ジャクリーンから婚約者を奪って結婚し、ただならぬ恨みを買っていたのだが…。エジプトのエキゾチックな景観をバックに、名探偵ポワロの見事な推理によって、驚くべき真実が暴かれる。「オリエント急行殺人事件」の制作チームがアガサ・クリスティーの小説「ナイルに死す」を、豪華キャストで映画化したミステリー巨編。

恨みをかっている相手が8人も同じ船にいるという状況で高飛車女のリネットが殺される展開。相貌失認のきらいがあるので何人かマーブルに混じってしまった。ミア・ファローのちょっと針の振り切れた演技、ジェーン・バーキンの陰気な役どころがよかった。