まみ めも

つむじまがりといわれます

カンバセーション

連休のなか日は夏祭りだった。すこしむし暑い日だったが、雨も降らず、よかった。セイちゃんとフクちゃんは田舎から送ってもらったはっぴを着て、はちまきをしめ、お神輿につないだ紐を引っ張って町内を練り歩いた。途中で休憩が入って、ジョア、ゼリー、アイス、氷が配られる。フーちゃんもベビーカーでついて回った。田舎のお祭りでは、わっしょいわっしょいとやることはなかったので、いまだにちょっと照れくさい気分がまじる。
この間、ふとテレビをつけたら、政見放送マック赤坂が「こんな異端児、どこにいたんじ?ここにいたんじ!」とドヤ顔でいっていて、あほらしくて少し元気をもらった。お相撲は親指を痛めた白鵬照ノ富士に負けてひとつ後退、押し風が吹いている稀勢の里。電車の中や会社のデスクで、取組待ちのときの稀勢の里みたいにお釈迦様のような微笑みをときどき浮かべてみる。人と目があうとちょっとだけ気まずい。

プレミアムシネマの録画。

カンヌ映画祭グランプリに輝いたコッポラの意欲作。プロの盗聴屋が次々と他人のプライバシーを侵し、盗聴を繰り返す作業を克明に描いていく。しかし、やがて“自分も盗聴されている”という脅迫観念に陥った主人公は、孤独と狂気の日々に没入していく・・・。大都会に住む現代人の不安感を象徴的に描いた作品。

主演はジーン・ハックマン。ちょっと怯えた中年男がよく似合う。静かな緊張と狂気ががしんしんと迫ってくる展開はさすがコッポラ。