まみ めも

つむじまがりといわれます

図書館ねこデューイ

月曜の帰り道、こどもたちを連れて家まであとひと息、大通りから曲がったところで、近くの小学校の校舎の上あたり、南西の空を緑と黄色がスパークして斜めにすべりおちていった。炎が尾をひくのが見えるような大きな大きな流れ星だった。セイちゃんとフクちゃんも見た。フーちゃんは、見たかどうかわからん。しばらく胸がどきどきした。久しぶりにこんなにときめいちゃった。

図書館ねこデューイ 町を幸せにしたトラねこの物語 (ハヤカワ文庫NF)

図書館ねこデューイ 町を幸せにしたトラねこの物語 (ハヤカワ文庫NF)

ト本。近くの図書館の11月のブックフェアが「猫の本」で、たくさんある中から、図書館×猫の最強の布陣を選んで借りた。

ある冬の朝、アメリカの小さな町の図書館で返却箱から救出された瀕死の子猫は、町の人々を癒し、やがて世界で知られる「図書館ねこ」となった-。一生をともに過ごした図書館司書が、その様子を愛情をこめて綴る。 

目次にはかわいいデューイの写真が目白押し、名前はデューイ・リードモア・ブックス。途中で、死期せまった飼い犬を妹夫妻に頼んで病院に連れていってもらい、「処置」してもらったところでいいようのない不快感をおぼえてしまったのだが、やっぱりやっぱり、デューイも同じように「処置」してしまうので、ものすごくがっくりしてしまった。100パーセントの愛と正しさで命がおしまいにされてしまう動物たちのかなしさったらない。
「死に尊厳なぞといふものなし」江國滋