給食が始まりお弁当作りもひと段落。5時起きで聞く朝のラジオはなかなかよかった。レギュラーメンバーの卵焼きを毎日のように焼いていたら、すこしだけうまく焼けるようになった。丸いフライパンで焼くので、はじっこがすぼんだ形の卵焼き。セイちゃんのお弁当には真ん中のところをあげて、はじっこは味見で片方が消えて、もう片方がわたしのお弁当にはいる。味つけは、能登の豆腐屋がつくっている「がんものだし」というのが重宝で、このごろは卵焼きも切り干し大根もがんものだしで味つけする。適当にだぼだぼ入れるので、ときどきものすごく濃い味になっていたりする。お弁当最終日は、卵焼きにブロッコリー、プチトマト、肉団子。セイちゃんには残りもののナポリタンを入れた。プリマハムの赤いウインナーが入るとぐっといかがわしさが増す。
- 作者: ミケシュ,倉谷直臣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1979/05
- メディア: 文庫
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