まみ めも

つむじまがりといわれます

明日、何を作ろう

日曜は早起きをしてごはんを炊き、おにぎりを八つ作った。卵焼きとプリマハムの赤ウインナーのケチャップ炒めと枝豆を弁当に詰めて、最寄り駅からバスに乗った。なんたって相撲大会なのではりきってしまう。二年生のセイちゃんはグラウンドのわきのビニール製の土俵でトーナメント戦をする。8時半に集合して、出番は昼過ぎだったので、お弁当は早々に食べてしまい、飽きてきたフーちゃんをなだめながらなんとかやり過ごした。セイちゃん、あっさりと負けて悔しい顔をしていたけれど、仲良しのえまっちは準優勝だった。セイちゃんはえまっちのおとうさんにもよく懐いて膝に入ったり抱き上げてもらったりしていた。えまっちのおとうさんは甘やかしの天才だ、ものすごく優しくて、でもそれがとても自然で、才能だとおもった。甘やかす才能がほしい。ご褒美に五百円をわたして好きなものを出店で買っておいでと送り出したら、えまっちと同じものにするといってカルピスウォーターをふたりして買ってきた。本当はたこ焼きが食べたかったらしい。フーちゃんにはいちごのかき氷。帰りはくたびれて寝てしまったフーちゃんをベビーカーにのせてセイちゃんとぶらぶら歩いて帰った。セイちゃん、悔しがりながらもおかあちゃん、お弁当つくってくれてありがとう、応援してくれてありがとう、とありがとうを連発した。そんなにありがとうを連発してもおかあちゃんはおいしい水にはならないよ。セイちゃんは負けて残念だったけれど、応援が一等賞だった、ほめてつかわす。

ト。

ひとつで大満足の味「ハムサンド」、ご飯になる「ケーク・サレ」、甘くてほくほく「大学いも」…。主食から和・洋のおかず、おやつまで、エッセイを添えてレシピを紹介。webサイト『くらしのきほん』連載を単行本化。

丁寧なくらしと、旅先で増やしたというタトゥー、一人称はもちろん僕な絶妙なバランス感覚の松浦弥太郎のレシピ本。しょっぱなにウインナーのケチャップ和えを出してくるあざとさも悪くない。このごろは松浦弥太郎レシピがめじろおしで、カレーライスやソース焼きそば、しょうが焼き、ポテトサラダ、オムライス、炒飯を作った。ふだん使いのレシピでやさしい味つけ。この家庭的な感じもずるい。